★☆★【政治・経済】大学入学共通テスト 解答速報 | 東進ハイスクール 柏校 大学受験の予備校・塾|千葉県

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2023年 1月 14日 ★☆★【政治・経済】大学入学共通テスト 解答速報

【解答速報】

【全体概観】

マーク数は30。図表を使用した問題は11問で、論理的思考力を問う姿勢が顕著。

第1問は知識を問う問題がやや多めの中、資料と知識を組み合わせて時間をかけて解答する問題が含まれていた。第2問は当てはまるものをすべて選ぶ問題の2題がともに解答に時間がかかる形式になっており、足踏みをさせられやすい。第3問は、少年法に関する知識を問う問題が難しいことを除き、知識を素直に問う問題が多い。第4問はそれぞれの問題の文章が長いが、問われていることは基本的である。全体を通して見ると、昨年と同様に問題で問われている内容は基本的ではあるが、単に知識を使うだけでは解答に至るのは難しく、知識と知識を組み合わせて解答したり、論理的に思考したりして粘り強く解答にたどり着くことが強く求められている。なお、センター試験で多く見られた文章型の4択問題が前年は2問であったのに対し、今年は6問になっており、この点では受験生はやや取り組みやすかったと思われる。


【設問別分析】

【第1問】地域の広報誌
 全体的に問題の文章が長く、解答に時間がかかる問題が多い。問2や問3はあまり学習の機会のない国の経済データが含まれているため、悩んだ受験生も少なくないと思われる。「高所得国」や「モノカルチャー経済」などのヒントとなる語句を見逃さないようにしたい。問4は近年世界で急速に進む脱炭素の流れに関する問題で、再生可能エネルギーについて問われた。

【第2問】「政治・経済」の学習
 問3から短時間で解答することが難しい問題が続いている。問3は「財産区」という語句があり、これを気にしすぎると先に進めなくなる。問5は「風に逆らう介入」という言葉に惑わされず、問題文をよく読んで解答したい。問6は選択肢に「国全体」があることで、受験生を困惑させたと思われる。問8は一見文章問題だが、増加率の比較が必要なため、即座には解答しにくい。

【第3問】法学部の模擬授業
 ロシアのウクライナ侵攻に着想を得たのか、全体的に安全保障に関する問題が多い。少年法に関する問6と、共通テストで典型的な長文資料の読み取り問題である問7以外は知識を素直に問う問題が多く、できるだけ素早く解答を終えたい大問である。

【第4問】SDGsの意義と課題
 SDGsや新興国の債務問題(アメリカの利上げにより新興国や発展途上国のドル建て債務の悪化が懸念された)、サプライチェーンなど、2022年の新聞に頻繁に登場した話題が多く見られる大問である。大問全体として長文が多く、しかも正誤の判断ポイントが細かい。また、3か国の債務負担の度合いが高まったかを問う問5や、問題文も選択肢も長文の問6は、解答に時間がかかる問題であった。


【新高3生へ】

「大学入学共通テスト」は、「思考力」や「判断力」を測る「考えさせる問題」が中心です。

その特徴として、第一に、各設問中に長・短の文章を設け、文章内容の把握力・要約力を問う設問や、関連性・因果関係を判断させる設問が見られます。従って、文章を多く読み、その内容をどれだけ早く掴めるかが勝負となります。これは普段から文章を読みこなし、早く内容を理解する国語力を測定しているとも言えます。
第二に、空欄問題において、空欄に当てはめるものが、語句だけでなく文章の場合もあるなど多岐にわたっています。しかも複数の空欄すべてを適切に埋めることで正解になるので、断片的・部分的理解では得点できない仕組みになっています。

以上の特徴を持つ「共通テスト」の対策としては、教科書を読むことに加えて、現在に至る歴史(主に戦後史)的つながりと、グローバル化の結果としての地理的広がりとを理解する必要があります。さらに、それらに加えて人間社会の現象(文化的・宗教的あるいは倫理的な側面)の理解も欠かせません。つまり、現在の社会問題を広い視野で総合的に考える習慣を身につけることが必要です。また、文章を読んでその趣旨を把握する訓練をしなければなりません。難度は高いですが、今このような力が求められているため「共通テスト」が生まれたと言えます。
 そのような力を身につけるためには、まず、類題や演習問題を多数経験するとともに、模擬試験などを受けて、実践力を養うことです。また、新聞などを読むことで時事ニュースにも関心を持ち、そのニュースが教科書のどの分野に関連する事項かを意識をすることも大切です。さらに、多数の資料を駆使した設問が必ず出るので、資料集やネット検索などで資料の見方・利用の仕方に慣れておくとよいでしょう。
 「共通テスト」は、設問が複雑に構成されていて、文章量や資料がたいへん多く、相当に訓練していないと解答に時間がかかる内容になっています。このため、中途半端で断片的な知識では太刀打ちできない恐れがあります。早く準備をスタートし、まずはこの傾向の問題に早く慣れることが大切です。東進の「共通テスト本番レベル模試」は2か月に一度、共通テスト本番と同じ形式、レベルで実施されます。定期的に受験して、自分の学習進度を確認しましょう。


【新高2生へ】

この記事を見ている皆さんは、『公共、政治・経済』を受験することを考えているのでしょう。『公共、政治・経済』は、「公共」と「政治・経済」の内容を出題範囲とします。「公共」は、知識を身に付けるだけではなく身に付けた知識を様々に活用することや、必要な情報を集めて読み取り、まとめ上げる力の養成を目標の一つとしています。皆さんも「公共」の授業で、様々な課題について考えたり、情報を集めて分析したりしたことがあるのではないでしょうか。
2021年に発表された「公共」のサンプル問題を見ると、試作段階であることを強調してはいますが、知識を活用して空欄に当てはまる語句または文章を選択する問題や、グラフから解答に必要な情報を読み取る問題が多くあります。
「政治・経済」は、概念や理論などを理解する力や、適切・効果的に資料をまとめる技能を身に付けることを目標の一つとしています。この科目は「公共」で軽く触れるだけだった概念や理論などをさらに深く学習します。

実際に『公共、政治・経済』がどのような形になるのかは現時点では不明瞭ですが、この2つの科目の特性を考えると、思考力や判断力を測る、考えさせる問題が中心となると思われます。考えさせる問題は構成が複雑なため、設問の意図や全体構成を把握するのに手間取りやすいのです。さらに、文章量も多いため、腰をすえて内容把握をしていかなければなりません。普段から長文を辛抱強く読みこなすことに慣れておきましょう。
それに加えて、普段から、ニュースや新聞などのメディアを通じて社会問題に関心を持つことが重要です。とくに新聞の記事を読みこなすことは「共通テスト」対策としては必須になります。また、用語集などをそばに置いて必要に応じて語句の理解に努めれば、自然に全体像が見えてきます。文章量が多く、変則的な問題構成に慣れるためには、模擬試験にトライしておきましょう。おのずと方策や必要事項が理解できるでしょう。また、早いうちにスタートすれば先が見えて心の安定にもなるでしょう。東進の「共通テスト本番レベル模試」は2か月に一度、共通テスト本番と同じ形式、レベルで実施されます。定期的に受験して、自分の学習進度を確認しましょう。