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校舎からのお知らせ 

2022年 1月 16日 武藤一也先生の特別公開授業に無料ご招待!

2022年 1月 15日 ★☆★【国語】大学入学共通テスト 解答速報

【解答速報】

【全体概観】

昨年から設問数は変化なし、マーク数は2つ減った。 第1問の評論は二つの文章を読ませる複数テクスト型の出題であった。 第2問の小説は問1の語彙の問題がなくなった。問5(ⅰ)は生徒のノートに基づく空欄問題。共通テストの特徴的な問題といえる。 第3問の古文は本文が二つ。歴史物語『増鏡』と日記「とはずがたり」が出題された。歴史物語の出題は2年続けてであった。 第4問の漢文は七言律詩とその序文が出題された。

大問数4題、各大問の配点50点。大問数、設問数は変化なかったがマーク数は2つ減った。

第1問の評論では、「食べる」ことと生命の関係について論じた二種類の文章が【文章I】【文章Ⅱ】というかたちで出題された。問1の漢字問題では、新傾向の出題が見られた。問2、問3は【文章I】からの出題(傍線部問題)、問4、問5は【文章Ⅱ】からの出題(問4が傍線部問題、問5は表現に関する問題)であった。問6は【文章I】と【文章Ⅱ】の関係理解を問う新傾向の問題であった。

 

第2問の小説は、出典は戦後の内向の世代を代表する作家黒井千次の作品。引用箇所の字数は昨年よりやや少ない。設問数・マーク数ともに一つ減り、例年出題されていた語彙の設問が無くなり、その代わり内容に関する読解問題が増えている。問5の(ⅰ)は生徒の調べたノートをもとにした共通テストの特徴的な問題。この設問形式に不慣れな受験生にとっては解答するまでに時間がかかったかもしれない。難易度としては主人公の微妙な心理や言葉の用い方が問われており、やや難化した印象を受ける。

 

第3問の古文は、本文が二つ。二つの文の合計字数は昨年度より250字ほど多い1150字程度。同じ事柄を描く二つの文章の相違点を考えさせる問4は新傾向。マーク数は昨年度と変わらないが、設問数は四つで、問4が小問三つに分かれているのは新形式。本文が二つあることや、問4の教師や生徒の発言に関する問題の出題は、試行調査には見られたが、昨年度は出題がなかったもので、新形式と言える。読解は先に読むことになる『増鏡』のほうがやや難しく感じられるが、注や『とはずがたり』を参考にして読むと理解できるだろう。問1~問3では、基本的な古語や古典文法の知識が解答を導くポイントとなる。

 

第4問の漢文は七言律詩(2020年度センター試験、2021年度共通テスト初年に、ともに古詩が出題されており、詩は三年連続)とその序文との組み合わせの問題であった。語の意味、返り点の付け方と書き下し文の組み合わせなど、例年の定番の出題とともに、今年度も詩の押韻の問題があり、形式名の問題も久々に出題された。設問数としては7になったが、マーク数は昨年と同じ7であった。

 

国語全体としては、やや難化。

【設問別分析】

【第1問】現代文(評論):檜垣立哉『食べることの哲学』(文章内に宮沢賢治「よだかの星」)藤原辰史『食べるとはどういうことか』→やや難化

問1の漢字問題は、昨年と同型式の漢字問題が5題から3題に減り、新たに漢字(「襲」・「与」)の意味の理解を問う問題が2題出題された。問2は【文章Ⅰ】で引用された宮沢賢治「よだかの星」の内容を、筆者がどのように捉えたか、その理解を問う問題であった。問3は、傍線部Bの直前にある指示語(「それ」)を踏まえた上で、【文章Ⅰ】全体の内容理解を問う問題であった。選択肢4がやや紛らわしい。問4は、【文章Ⅱ】の筆者が提示した二つの意見の相似点を問う問題。問5は【文章Ⅱ】の表現に関する問題。選択肢がかなり紛らわしい。問6では、【文章Ⅰ】【文章Ⅱ】を読んだ生徒が作成した、両者の共通点と相違点をまとめた【メモ】が提示され、二箇所の空欄に当てはまるものを選ばせる問題であった。

 

【第2問】現代文(小説):黒井千次「庭の男」(問5に飯田蛇笏、高浜年尾、夏目漱石の俳句)→やや難化

問1は、主人公の心情を問う設問で、二つの視点から二つの解答が用意されている。問2は、比喩表現の内容説明に関する設問で、オーソドックスなもの。問3は、主人公の心情を問う設問で、問題文全体をふまえて答えることが求められる良問である。問4(i)は、話し相手の少年に対する呼称の変化の背景にある主人公の心理を問う設問で、やや難。選択肢3と迷うかもしれない。問4(ii)は、看板の絵に対する表現の変化の背景にある主人公の心理を問う設問で、やや難。選択肢3や選択肢5と迷うかもしれない。問5では【ノート】が提示された。また、初めて俳句が出題された。問5(i)は、設問の趣旨を理解するまでに少し時間を要するが、Xはアとイの二択、Yはウとエの二択なので解答は容易だろう。問5(ii)は、主人公の心情の推移を問う設問で、本文の二重傍線部以降まで踏まえて【ノート】と突き合わせて考える作業がやや難しい。

 

【第3問】『増鏡』『とはずがたり』→昨年並み

問1は本年も解釈の問題。(ア)の「まどろむ」(ウ)の「おほかた」は現代でも使う語。(イ)の「ねぶ」は重要単語。問2の傍線部に関する語句や表現の問題は昨年度の問題や試行調査にもあった問題。本年は文法についても問われた。問3は「院」の言動を問う問題だが、傍線部にある「せちなり・まめだつ」の意味が分かるかがポイント。問4は二つの文章の描き方の相違点を考えさせる新傾向の問題。教師や生徒の発言に関する問題の出題は、試行調査には見られたが、昨年度は出題がなかったもので、新形式と言える。設問が問4までしかなく、小問三つに分かれているのも新形式。(i)から(iii)とも、該当箇所に関わる表現の有無の確認や、解釈の問題となっている。

 

【第4問】漢文:阮元『揅経室集』→昨年並み

複数の素材とはいえ、【詩】とその【序文】との組み合わせ問題であった。詩の出題は2020年度センター試験、2021年度大学入学共通テストの第一日程(いずれも古詩)に続いて3年連続で、問4の詩の押韻がらみの設問も三年連続である。さらに「七言律詩」を判断する形式名も出題された。問1は「復(また)」「審(つまびらか)」「得(う)」の語の意味の問題。問2は返り点の付け方と書き下し文の組み合わせの問題。問3は解釈。問5は「~をいかんせん」の読み方の問題。問7は心情説明の問題であった。

 

【新高3生へ】

みなさんが来年受験する大学入学共通テストでは、複数素材(文章・条文・グラフ・表・図・写真・会話など)の出題が想定されています。複数の素材を読解して設問を解くわけですから、時間制約の厳しい試験になるかもしれません。今年度は、大学入学共通テスト2年目となりました。共通テスト3期生のみなさんが解くのは、今までとは異なる素材が組み合わされた問題の可能性もあります。素材の組み合わせが変われば、印象は違ったものになるかもしれません。試験本番でどのようなタイプの問題にも対応できるよう、できるだけ多くの問題演習に取り組みましょう。ただし手に入る「共通テスト型」の問題は試行調査の問題を含めてもあまり多くないかもしれませんから、東進で2カ月に1度実施される共通テスト型の模試や、市販の共通テスト型問題集などを利用するとよいでしょう。いろいろなパターンに数多く触れることが大切なので、力がついてから模試を受験しようという考えではなく、可能な限り、受験するようにしましょう。

そして、複数素材の問題に慣れることよりも、もっと重要なことがあります。それは、「国語学習の基本は読解力をつけること」であるということです。

どんな出題であっても、「書かれている内容を理解し、設問要求に合致する選択肢を選ぶ」という国語の読解の基本姿勢は変わりません。また、特に古文・漢文においては、身につけなければ読むことすらできない知識(古文単語・文法力、漢文重要漢字・句法力)があります。これらをきちんと身につけ、読解に生かせるようにし、演習を積み重ねていくことが重要となります。

また、みなさんの先輩が受験していた、センター試験の問題は良質なものが多く、最良の演習素材です。基本的な読解力を身につけたら、センター試験の過去問で読解力を鍛えることも良い訓練になるでしょう。現代文2題・古文1題・漢文1題の4題を80分で解く練習に加えて、模擬試験で複数素材の問題への対応力を付けていけば、どんなタイプの出題となったとしても、あわてることはありません。大学入学共通テストまであと1年、次のアドバイスを参考にして、計画的に勉強を進めていきましょう。

 

■現代文

 第1問では「論理的な文章」「実用的な文章」、またはこれらの文章を組み合わせた複数素材で出題される見込みです。抽象度が高く、論理力思考力が問われたセンター試験の過去問も利用しながら読解力・論理的思考力を鍛え、共通テスト型問題の模擬試験を活用して複数素材の問題への対応力を高めましょう。また、漢字・語彙といった知識事項に自信が無い人はこれらを固めることが先決です。漢字力・語彙力は、単に漢字問題や語彙問題で点を取ることにとどまらず、読解力を根本から支えるものになります。早い段階で漢字と語句の問題集を1冊ずつ仕上げ、それを文章読解の中で活用していきましょう。

 また、速く読み解く力を身に付けるためには、設問に先に目を通して問われることを予め理解しておき、本文を読みつつ問題がきたら解くという読解法(「読みつつ解く」)を日頃からトレーニングしておくのも一つの方法です。また、複数素材がある場合、それらをどの程度読み込む必要があるかなど(例えば、長い法律の条文があるが、設問からすると一部のポイントだけを理解すればよいなど)の判断も重要になってきます。そして、本文を読み進めるときはただ目で文字を追うのではなく、キーワードや筆者の主張に線を引く、関連資料のポイントに印をつけておくなど手を動かすことで解答の根拠をすばやく見つけられるように学習を進めていきましょう。

 第2問は、「文学的な文章」からの出題となります。試行調査の第1回では、小説とそれを元にした小説の組み合わせの問題、第2回では、詩とエッセイの組み合わせ問題が出題され、昨年の共通テストでは、小説と、その小説に関する批評文(設問中)を含んだ問題が出題されました。そして今回の共通テストでは小説中の語句を歳時記や関連する俳句などと結び付け、より深い理解へと誘導する問題が出題されました。このように、「文学的な文章」においても複数素材の組み合わせでの出題が想定されますが、文学的な文章でも、本文を「客観的」に読むという読解法は同じです。感情移入をして主観的に読んでしまうと得点は安定しませんから、本文を客観的かつ正確に読み、事実関係と登場人物の心情をとらえ、選択肢を要素ごとに分けて丁寧に吟味する読解法を身につけていきましょう。

 また語句問題は「辞書的な意味」を答える必要があります。日頃から辞書を引く習慣をつけて語彙力を強化するとともに、詩・短歌・俳句の出題に備えて「国語便覧」などを読む習慣をつけましょう。なお、第2問では、文学評論が出題される可能性もあります。その場合は、論理的な文章の読解の仕方をベースに解きましょう。

■古文・漢文

 大学入学共通テストの古文(第3問)・漢文(第4問)の問題は、現代文に比べると旧来のセンター試験との違いは少ないようです。問題演習にセンター試験の過去問を積極的に利用しましょう。古文や漢文は知識・基本事項の比重が大きく、身につけた知識が点数に結び付きやすい科目です。古文であれば、古典文法・古文単語・古典常識・敬語法を、漢文であれば、返り点・重要句法・漢字の用法や読み・重要語など、土台となる知識の完成度が大きなカギを握ります。これらをできるだけ早い時期にマスターすることが大切です。繰り返し確認をしながら、遅くとも夏休みが終わるまでに知識を定着させましょう。知識を身につけた後は、それを駆使してできるだけたくさんの問題を解き、解法の訓練を重ねること、そして、複数素材が問題文や設問文に入ってくる共通テスト型の問題演習を模試などを利用して行うことが必要です。安定した土台の上に、正解を判断するスピードや要領の訓練を重ねることで、常に高得点をとる力を身に付けることができるようになります。

 夏以降は、解法と時間配分の訓練を繰り返して下さい。複数素材を扱った共通テスト対応型の模試は実戦演習に最適です。模試は、学習の進捗度・定着度を測定・認識するという意味で大変重要です。自分の学習進捗度合いが計画通りに進んでいるかを客観的に判断するためにも、「全国統一高校生テスト」を含めて隔月で年6回行われる「共通テスト本番レベル模試」を連続して受験していくことで、着実に実力をのばしていきましょう。

【新高2生へ】

大学入学共通テストの問題を解いてみた感想は、いかがでしたか?「国語はなんとかなる」と思っていた人は、ボリュームの多さに圧倒されたかもしれません。大学入学共通テストは1種類の文章だけではなく、問題文および設問文に含まれる複数の素材(文章や写真・図・表・会話など)を読み解く問題の出題が想定されています。

 ただし、大学入学共通テストのボリュームや難しさ、いままでイメージしていた国語の問題との違いに圧倒されたとしても、問題文を読み、内容を理解して設問に答えることには変わりがありません。どのような問題が出題されてもベースとなるのは国語力(読解力と語彙力)です。読解力の定着にはある程度の時間が必要なので、他教科との学習バランスを考えてベースとなる国語力は高2生のうちに身につけてしまいましょう。

大学入学共通テストで高得点を取ることは志望校合格の必要条件です。次のアドバイスを参考にして、今から学力大幅アップに向けて、計画的に勉強をすすめていきましょう。

■現代文

 現代文で高得点をとるための大前提は、本文の正確な「読み」です。漢字や語句などの知識の習得は、高2の段階での大切な学習の一つです。単に表面的な知識を増やすのではなく、文章を読解していく中で、生きた形で語彙力をつけることを心がけてください。

 次に、速く読む訓練を積んでください。解答時間に余裕のない大学入学共通テストに対応するためには、一定以上の読解速度が必要です。これは一朝一夕には身につきません。早いうちから意識して速読する習慣をつけておいてください。また、「論理的な文章」と「文学的な文章」に得意不得意のある人は、安定した成績を取るためにも、早い時期に苦手な分野を集中して学習し、克服しておくようにしましょう。なお、大学入学共通テストは「実用的な文章」からも出題されますので、国語の勉強だけでなく、新聞やいろいろなジャンルの文章を読むことが結果的に試験対策にもつながります。積極的に読書の習慣を身につけましょう。

 また、模試や過去問などを解いた後は必ず復習する習慣をつけましょう。現代文を解きっぱなしにしていては実力はつきません。間違えた箇所の原因を知り、次に同じミスを繰り返さないようにしていくことで、次第に実力がアップしていきます。

 いずれにせよ、今まで現代文に対して正面から取り組んでいなかった人は、現代文に対する意識を改革してください。大学入試の現代文は、適当な勉強では高得点を取ることができないという事実を知り、きちんと対策を立てていく必要があるという認識を持つこと、そしてそのための基礎力をこの一年間で養成しましょう。

■古文・漢文

 まだまだ十分に時間はあるのですが、新高2生の諸君には、できるだけ早く「受験勉強としての古文・漢文」をスタートしてほしいと思います。学校の授業でやっているからOKではなく、「受験勉強としての古文・漢文」の意識を持つことが大切です。

 古文・漢文は、現代文に比べると、土台となる知識の比重が大きい科目です。

 古文であれば、用言の活用と助動詞・助詞を中心にした解釈のための古典文法、500語ほどの重要な古文単語、古典常識、敬語法などです。漢文であれば、返り点をたどりながら本文を読むスピードと書き下し文にできる訓読の力、使役・受身・反語・疑問・否定といった句法の力、漢字の読みや用法の知識などです。もちろん、これらの知識を蓄えることが最終目標ではなく、知識などを駆使して問題を解く力をつけることが最終的な目標です。知識の土台固めは反復して勉強する時間が必要ですので、早く始めた者が勝ちなのです。特に漢文は、「短期間で高得点が取れるようになる」科目ではありますが、それゆえ後回しにしておいて、結局最後まで点数が伸びないという受験生が少なからずいます。高2のうちに、早めに知識をマスターしてしまうつもりで始めましょう。問題演習はまだ焦る必要はありませんから、とにかくこの1年間は、受験勉強本格的始動のための土台固めと位置づけて下さい。

 大学入学共通テストに対する実戦的な対策としては、6月と10月に実施される「全国統一高校生テスト」があります。これによって、大学入学共通テストではどのような出題がされ、どのような力が求められるのかを実際に知ることができます。自信のある人は「全国統一高校生テスト」に加えて、偶数月に実施される、「共通テスト本番レベル模試」も受験しましょう。真剣に問題に取り組む模試の時間は、学力を伸ばす絶好の機会です。自分の現時点の力を知るためにも、学力を伸ばすためにも模擬試験は毎回欠かさず受験するようにしましょう。

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2022年 1月 15日 ★☆★【英語 リーディング】大学入学共通テスト 解答速報

【解答速報】

【全体概観】

大問数は変化なし。設問数は1問減少、マーク数は1問増加。情報処理を伴う問題が今年も多数出題。

 出題形式は昨年と同じ。大問6題からなる構成で、配点にも変化はなかった。設問数は1問減少し、マーク数は1つ増加した。

 出題内容は、動物園のウェブサイト、図書館利用に関するポスター、家電購入に関するブログ記事など身近な話題を扱った英文から、ある発明家の伝記文、プラスチックのリサイクルといった説明的文章まで多様な題材であった。多くの大問で図表やグラフが使用されており、複数の情報源から概要・要点を把握する力が求められた。

 英文の語数は、第1問~第4問はそれぞれ180語~400語となっている。第5問は約640語、第6問Aと第6問Bはいずれも約680語であった。試験全体の総語数は約6000語で、昨年の第1回大学入学共通テストを約450語以上も上回っている。

 

【設問別分析】

【第1問】A 書籍情報の読み取り B ウェブサイトの読み取り 

Aはブラジル産の果物について書かれた書籍から、必要な情報を探し出す問題。Bは動物園のキリンに名前を付けるコンテストについてのウェブサイトから、設問で与えられた条件に沿って必要な情報を探し出す問題。Aは150語、Bは170語程度の英文からの出題である。文構造・語彙はともに易しく、情報を探し出す箇所さえ特定できれば本文をすべて読まなくても解答できる問題が多く見られた。

 

【第2問】A 施設案内文の読み取り B 記事の読み取り

Aは、大学の図書館の利用に関するポスターを読み取り、複数の情報について正しい選択肢を選ぶ問題。Bはペットを飼うことに関する考察についての記事を読み、数値情報を比較したり、要約としてふさわしい選択肢を選んだり、記事のタイトルを選択する問題。Aは320語、Bは260語程度の英文からの出題。A・Bともに、英文中に記載された多様な情報を客観的に判断し区別するなど、英文理解はもとより、英文を理解したうえでの思考力・判断力によって差がつく問題となっている。

 

【第3問】A ブログ記事の読み取り B 雑誌記事の読み取り

Aは日本文化を紹介するイベントに参加した経験を書いたブログ記事を読み、意見と事実が混在した記事から客観的に事実情報を読み取り、最適な選択肢を推測・判断することが求められる問題。本文とイラストの両方から情報を掴むことが必要である。Bはある登山家の挑戦に関する雑誌記事を読み、出来事を時系列に沿って整理したり、本文の概要を把握したうえで最適な選択肢を判断したりする問題。Aは250語、Bは400語程度の英文からの出題。

 

【第4問】複数のブログ記事の読み取り

大学に入学する新入生向けの新生活に関する2つのブログ記事見て、その趣旨を読み取る問題。いずれも家電の値段が記されたイラストや表を掲載しており、値段を比較したり、希望に沿った選択肢を選んだりする問題が出題された。英文の総語数は約400語に及ぶ。

 

【第5問】記事の読み取り

授業のプレゼンテーションの準備として、ある発明家について書かれた記事を読み、出来事を時系列に沿って整理したり、要約ノートの項目に沿って複数の情報を探し出したりする問題。本文も基本的には時系列で書かれているので追いやすいが、一部時系列に沿わない部分もあるため、年月日の表記にも注意する必要がある。語数は600語程度。ノートが本文を要約したもののため、内容把握の助けになる。空所に入れるべき細かい情報を拾いつつ、概要や本文の構成など大まかな情報を掴む必要がある。

 

【第6問】A 説明的文章の読み取り B 説明的文章の読み取り

論理的な文章を読み、その要点を把握・整理する問題。Aは「昼型の人と夜型の人」についての記事を読み、概要のまとめノートを、空所(5箇所)に適するものを選んで完成させる問題。Bは「プラスチックのリサイクル」についての文章を読み、プレゼンテーション用ポスターの草案を、空所(5箇所)に適するものを選んで完成させる問題。適切なものを2つ選ぶ内容一致問題(完答)を含む。資料となる英文はA、Bとも650語程度。文章の論理展開を把握し、文章の全体像を理解して要約する力が問われている。

 

【新高2・新高3生へ】

昨年度から始まった大学入学共通テスト(以下共通テスト)リーディングは、長文読解が中心となります。文法・語法などの知識を直接問う問題は出題されていませんが、だからといって文法や語彙の重要性が低くなったわけではありません。それらの知識を前提として、与えられた英文・イラスト・写真・グラフなどから必要な情報を読み取って正しい選択肢を判断する能力が必要となります。また、短時間で多くの情報を処理する能力も必要になります。

 

【今後の学習方針】

 対策として必要なことは、まず文法や語彙の知識を身につけ盤石なものにすること。次に、四技能を使いながらたくさんの英文に触れ、その知識を「正しく」「迅速に」活用する練習をすること。これにより、文法・語彙ともに本質的に理解できるようになっていきます。遅くとも高3の1学期までには英検2級レベルの語彙や英文法を一通りインプットしましょう。既にインプットし終えた人は二巡三巡と繰り返しながらアウトプット(実践演習)をおこない、理解力を高めていきましょう。

 

【学習法アドバイス】

 文法や語彙の学習の際には、その品詞や意味を確認するだけでなく、例文を使用しながら覚えていくことが有効です。特に音読をすることで正しい意味や用法パターンが身につき、記憶にも残りやすくなります。また、似たような意味を持つほかの語彙も積極的に覚えましょう。英文では繰り返し同じ語彙を使用することが避けられるので、言い換え表現を身につけることで英文を読むスピードが上がり、設問で正しい選択肢を選ぶ際にも有効となります。文法や語彙の学習は、それが習慣化されるくらい必ず毎日継続してください。朝の起床後は音読学習、夜の就寝前は知識の確認をする、など1日のうちに複数回学習の時間を確保することで知識が定着しやすくなります。受験直前までこの習慣を続けることが重要です。

 文法や語彙の知識が身についてきたら、長文読解において、まずは1文ずつ文構造を正しく捉える力を鍛えていきましょう。そのためには、英文を読む際に、主語・動詞・修飾関係などに注意して読み解く訓練をすることが重要です。英文の構造や内容を把握した上で、音読練習をしていきましょう。何度も音読することで、構文の型が定着するだけでなく、英文理解のスピードを上げることにもつながります。次に、まとまりのある長めの文章の内容を正確に把握し、得た情報を整理するためには、誰が、どういった主旨の発言をしているのか、そのトピックに対して賛成なのか反対なのか、その内容は事実なのか意見なのか、などに着眼したり、要点を簡潔にまとめたりする練習が有効です。まずは今回の共通テストの復習をしっかり行った上で、模試をできるだけ多く受験し、実践形式での経験を重ねていきましょう。

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2022年 1月 15日 ★☆★【現代社会】大学入学共通テスト 解答速報

【解答速報】

【全体概観】

基礎知識に加え、文字数の多い問題文を速読し、内容を把握する必要のある問題が多い。

大問5、小問30は昨年と同じ。図表・グラフも昨年とほぼ同じ割合である。

各大問ごとに図表、グラフ問題が入っている。計算問題として銀行の信用創造が出題された。基本的な問題が多いが、やや深く考えさせる問題も散見される。全体として、基本的知識を身につけた上で総合的思考力を問う内容であった。リードは主に会話文やカード形式で、やや長文の中にヒントや思考方向が示されている場合があり、しっかりと読解することが求められている。また、特に政治・経済分野では理論的事項の完全な理解がないと、常識的判断では正解できないものが多い。教科書の内容をしっかり身につけ、理解していないと対処できない問いも多かった。

また、設問方式が多様であり、慣れておく必要がある。さらに、総合的判断力が必要で、単なる知識のみでは対処できない問いも多い。要求されている解答を早く察知する能力も必要とされるため、時間切れに終わる危険性がある。したがって、類題の演習を多く経験したものが有利な状況となったと言える。

 

【設問別分析】

【第1問】市役所での就業体験

政治分野を中心として幅広く問われた。問3は比例代表の計算問題であるが、ドント式だけでなくサン・ラグ式と比較する点が珍しい。問8は倫理分野からの出題であった。アリストテレスは現代社会の範囲内だが、佐久間象山は難しい。

 

【第2問】校長先生の講話

青年期を中心として出題された。問2は難しい内容ではないが、文章量が多いので効率的に判断する必要がある。問5は2022年4月からの18歳成人を先取りした問題。民法と少年法の違いなどを問うものであった。

 

【第3問】大学の講義

経済分野を中心として出題された。問1はやや細かい時系列を出題している。問2は知識不要だが、実用的文章の読み取りが要求される。問3は信用創造の計算問題で、頻出のものであった。

 

【第4問】共同体を問い直す

現代社会分野を中心に出題された。問1で同性カップルのための同性パートナーシップ制度について出題され、LGBTに踏み込んだ。問2のフーコーは現代社会としてはやや難。問5はデジタル情報の著作権をテーマにしており、時事的な出題と言える。

 

【第5問】持続可能な社会の形成

限界集落など、地方における人口減少を主なテーマとして出題された。問1は知識不要な資料読解だが、情報量が多いので効率よく整理する必要がある。その他の設問も、基本的な概念・理念を具体的な事例と照らし合わせて考える必要があり、単純な知識だけでは正答できないようになっている。

 

【新高3生へ】

◆新形式の出題形式に慣れる必要がある

まず、「大学入学共通テスト」になって導入された、新形式の出題形式の設問に慣れることから始めましょう。それには過去問(センター試験も含む)に数多く当たり、様々な設問方式を経験しておくことが必要です。そうすれば、本番でも展開を予測することができ、設問の意図を早く察知できて時間短縮を図ることができます。

 

◆問題意識をもつこと

日常のニュースと教科書の関連性を絶えず注視し、総合的に社会事象を考え、問題意識をもつことに努めましょう。これこそ公民科学習の神髄であり、その力がつけば小論文はもとより、自己の教養となり、実社会での活躍の源泉とすることができます。また、長い文章と様々な図表・統計などの現実の資料を手早く把握し処理する能力を普段から意識的に養成する必要があります。国語力を基礎として、時事問題等に興味を持ち、自己の考えを養うことも肝心です。

 

◆時事問題にも注意しよう

現代は、グローバル化の進展で、海外のニュースがリアルタイムに飛び込んできます。その理解のためには、それぞれの社会の政治・経済の制度と、その時代的背景や地理的要件の理解が必要になってきます。したがって、歴史・地理・倫理の総合的理解があって初めて現在の社会事象を把握できると言えます。「現代社会」の分野には、細分化しすぎた専門分野を統合して、総合的理解を得る目的があります。

教科書の基礎知識を前提に、長文や諸資料の内容を概観し、設問の要求する解答の方向をすばやく予測して、総合的に判断する訓練を普段から身につけるように心がけてください。東進の「共通テスト本番レベル模試」は2か月に一度、共通テスト本番と同じ形式、レベルで実施されます。定期的に受験して、自分の学習進度を確認しましょう。

 

【新高2生へ】

◆公民科の科目特性に注意しよう

 高等学校の公民科は、中学校で学習した「公民」の範囲を細分化したものです。中でも「現代社会」は地理的、歴史的視点に倫理分野を加えて、政治・経済を中心とした社会現象を総合的に問う科目です。このように現代の諸問題を理解するため、地理、歴史の基礎知識の上に政治・経済の制度や機能と、人間社会の精神面である宗教、思想などの理解など、倫理的知識を総動員することが必要です。専門分化した社会の弊害に対して、広く総合的に問題を把握するために設けられた科目が「現代社会」なのです。

現代は、グローバル化の進展で、海外のニュースがリアルタイムに飛び込んできます。その理解のためには、それぞれの社会の政治・経済の制度と、その時代的背景や地理的要件の理解が必要になってきます。したがって、歴史・地理・倫理の総合的理解があって初めて現在の社会事象を把握できると言えます。「現代社会」の分野には、細分化しすぎた専門分野を統合して、総合的理解を得る目的があります。

 

◆「現代社会」の特徴

 「現代社会」は専門的な知識や用語を押さえ、理解することが第一です。膨大な暗記を要求される科目と違い、理解が前提の科目と言えます。まず高校の教科書を一読して最低限の基本知識をインプットしておきましょう。その上で、時事問題等に興味を持ち、自己の考えを養うことも肝腎です。東進の「共通テスト本番レベル模試」は2か月に一度、共通テスト本番と同じ形式、レベルで実施されます。定期的に受験して、自分の学習進度を確認しましょう。

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2022年 1月 15日 ★☆★【政治・経済】大学入学共通テスト 解答速報

【解答速報】

【全体概観】

マーク数は30。図表を使用した問題は11問で、論理的思考力を問う姿勢が顕著。

第1問は資料文や会話文から解答を読み取る問題もあるが、知識を問う問題がやや多めであった。第2問は問題文と図を十分に理解していないと答えられない問題が多く、解答に時間がかかる大問になっている。第3問は、政治分野の問題は難しくないが、経済分野(国際経済分野を含む)について深い理解を求める問題が多い。第4問は資料の読み取りが主だが、複数の資料を示すなど即答ができない仕組みになっている。全体を通して見ると、昨年と同様に問題のテーマは基本的ではあるが、単に知識を使うだけでは解答に至るのは難しく、知識と知識を組み合わせて解答したり、論理的に思考したりして粘り強く解答にたどり着くことが強く求められている。

 

【設問別分析】

【第1問】まちづくり

全体的に問題文や資料文の文章が長く、解くのに時間がかかる問題が多い。問1は一見難解な文章が並んでいるが、「結合」と「分離」の使われ方を読み取れば解くことができる。問4や問6を解くには、空欄の前後または資料文をしっかり読み取って考える必要がある。問5は空欄の多さに惑わされがちであるが、単に食料・農業・農村基本法の内容を答えるだけである。

 

【第2問】経済主体

巣ごもり需要や災害時の供給曲線のような、時事的要素を取り入れた大問である。問2は外部不経済への対策を問う問題で、しかも会話文の内容を踏まえて考えなければならず、難しい。問3は機会費用の問題で、教科書の経済分野の最初で述べられていることが多いが、理解しにくい概念なので苦戦した受験生が多かったと思われる。問5のバランスシートに関する問題は2年連続の出題であった。

 

【第3問】新聞の1面

ほぼすべての問題が思考力を必要としており、短時間で解答することが困難である。問1の模式図は教科書に載っているものであるが、フローとストックの概念を正確に理解していないと解くことができない。問5は数値を用いた問題で、逆進性の意味を理解したうえで取り組む問題形式になっている。問7はアジア通貨危機に関する問題であった。通貨危機前後のタイの経済情勢を資料文から考えさせる形のもので、為替レートや国際収支についての深い理解が解答の前提になっている。

 

【第4問】地方自治

地方自治に関する知識を問うものや図表の読み取りなど、基本的な問題が多い。ただし、問3から問5は、会話文に適合する資料を探させたり、計算を求めたりと、一筋縄ではいかない仕組みがとられている。(第1問から順に説いている場合)残り時間の少ない中で落ち着いて解けるかどうかが問われている。

 

【新高2・新高3生へ】

「大学入学共通テスト」は、「思考力」や「判断力」を測る「考えさせる問題」が中心であり、設問形式や構成、資料の使われ方などもセンター試験とは大きく変わりました。

その特徴として、第一に、各設問中に長・短の文章を設け、文章内容の把握力・要約力を問う設問や、関連性・因果関係を判断させる設問が見られます。従って、文章を多く読み内容を早く掴めるかが勝負となります。これは普段から文章を読みこなし、早く内容を理解する国語力を測定しているともいえます。

第二に、空欄問題において、空欄に当てはめるものが、語句だけでなく文章など多岐にわたっています。しかも複数の空欄すべてを適切に埋めることで正解になるので、断片的・部分的理解では得点できない仕組みになっています。

以上の特徴を持つ「共通テスト」の対策としては、教科書を読むことに加えて、現在に至る歴史(主に戦後史)的つながりと、グローバル化の結果としての地理的広がりとを理解する必要があります。さらに、それらに加えて人間社会の現象(文化的・宗教的あるいは倫理的な側面)の理解も欠かせません。つまり、現在の社会問題を広い視野で総合的に考える習慣を身につけることが必要です。また、文章を読んでその趣旨を把握する訓練をしなければなりません。難度は高いですが、今このような力が求められているため「共通テスト」が生まれたと言えます。

そのような力を身につけるためには、まず、類題や演習問題を多数経験するとともに、模擬試験などを受け実践力を養うことです。また、新聞を読み時事ニュースにも関心を持ち、そのニュースが教科書のどの分野に関連する事項かも意識をすることも大事です。さらに、多数の資料を駆使した設問が必ず出るので、資料集やネット検索などで資料の見方・利用の仕方に慣れておくとよいでしょう。

「共通テスト」は、設問が複雑に構成されていて、文章量や資料がたいへん多く、相当に訓練していないと解答に時間がかかる内容になっています。このため、中途半端で断片的な知識では太刀打ちできない恐れがあります。早く準備をスタートし、まずはこの傾向の問題に早く慣れることが大切です。東進の「共通テスト本番レベル模試」は2か月に一度、共通テスト本番と同じ形式、レベルで実施されます。定期的に受験して、自分の学習進度を確認しましょう。

 

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