★☆★【政治経済】大学入学共通テスト 解答速報★☆★ | 東進ハイスクール 柏校 大学受験の予備校・塾|千葉県

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校舎からのお知らせ

2021年 1月 16日 ★☆★【政治経済】大学入学共通テスト 解答速報★☆★

◆設問別分析

【第1問】経済成長、所得分配、持続可能性
問1ではあまり触れられない人間開発指数を問い、問2ではGDPに関する考えさせる問題が出題されており、出だしから受験生を苦しめたと思われる。問3以降は社会保障や地球環境問題などが出題されたが、従来のセンター試験と同形式で同程度の難易度の問題であった。

【第2問】民主主義の基本原理と日本国憲法
全体的に問題文や資料文の文章が長く、趣旨を読み取るのに時間がかかる。問1は判例に関する知識があればすぐに解けるが、なくてもしっかりと文章を読めば解答できる。問3は三つの資料文それぞれの内容が問われており、落ち着いて資料文の趣旨を読み取ることが求められる。問6はアメリカの政治学者ロバート・ダールが提唱した「ポリアーキー」についての問題で、「ポリアーキー」の知識は必要ないが、図の理解力と、選択肢の政治体制の知識が必要である。

【第3問】雇用と賃金
基本的な知識を問う問題もあるが、問3と問4が一筋縄ではいかない問題になっている。問3の財政の変化は、それぞれの年度の数値をよく比較しないと解答が出せない。問4は問題文が長いうえに教科書ではあまり見ない形の図が出されており、しかも理論に加えて貸し渋りやBIS規制の知識も正誤の判断に必要とされている。問6は見慣れない図があるが、国際収支の各項目の内容を問うている基本的な問題である。

【第4問】日本による発展途上国への開発協力のあり方
ODAや人間の安全保障など、多くは基本的な問題である。ただし、問1は下線部に示された意見の根拠を問うという問題、問7は憲法の知識と文章の流れの理解を問うという問題で、ともに知識だけでは解けない仕組みになっている。また、問4では、なぜこの5か国が取り上げられているのかを理解することが問題を解くカギになっている。

◆新高3生アドバイス

今回から始まった「共通テスト」は、基本方針として「思考力」「判断力」を測る「考えさせる問題」が中心となり、設問形式や構成、資料の使われ方などもセンター試験とは大きく変わりました。

その特徴として、第一に、各設問中に長・短の文章を設け、文章内容の把握力・要約力を問う設問や、関連性・因果関係を判断させる設問が見られます。従って、文章を多く読み内容を早く掴めるかが勝負となります。これは普段から文章を読みこなし、早く内容を理解する国語力を測定しているともいえます。
第二に、空欄問題において、空欄に当てはめるものが、語句だけでなく文章など多岐にわたっています。しかも複数の空欄すべてを適切に埋めることで正解になるので、断片的・部分的理解では得点できない仕組みになっています。

 以上の特徴を持つ「共通テスト」の対策としては、教科書を読むことに加えて、現在に至る歴史(主に戦後史)的つながりと、グローバル化の結果としての地理的広がりとを理解する必要があります。さらに、それらに加えて人間社会の現象(文化的・宗教的あるいは倫理的な側面)の理解も欠かせません。つまり、現在の社会問題を広い視野で総合的に考える習慣を身につけることが必要です。また、文章を読んでその趣旨を把握する訓練をしなければなりません。難度は高いですが、今このような力が求められているため「共通テスト」が生まれたと言えます。
 そのような力を身につけるためには、まず、類題や演習問題を多数経験し、模擬試験などを受け実践力を養うことです。さらに新聞を読み時事ニュースにも関心を持ち、そのニュースが教科書のどの分野に関連する事項かも意識をすることも大事です。さらに、多数の資料を駆使した設問が必ず出るので、資料集やネット検索などで資料の見方・利用の仕方に慣れておくとよいでしょう。
 「共通テスト」は、設問が複雑に構成されていて、文章量や資料がたいへん多く、相当に訓練していないと解答に時間がかかる内容になっています。当然、センター試験に比べて難度は上がっており、中途半端で断片的な知識では太刀打ちできない恐れがあります。早く準備をスタートし、まずはこの新傾向の問題に早く慣れることが大切です。

◆新高2生アドバイス

「共通テスト」の基本方針は「思考力」「判断力」を測る「考えさせる問題」が中心となっており、構成が複雑なため、設問の意図や全体構成を把握するのに手間取ることが多くなると思われます。さらに、文章量も多いため、腰をすえて内容把握をしていかなければなりません。普段から長文を辛抱強く読みこなすことに慣れておきましょう。
 社会科とくに公民科目は、現在の社会事象の理解・把握が求められており、それには現在に至る歴史(主に戦後史)的つながりと、グローバル化の結果としての地理的広がりとを理解する必要があります。さらに、それらに加えて人間社会の現象(文化的・宗教的あるいは倫理的な側面)の理解も欠かせません。したがって、細部の断片的知識より全体像を把握することを心掛け、その社会事象が教科書のどの部分に関連する事項なのかを意識することが大切になります。つまり、社会事象に対する「問題意識を強く持つこと」、これが公民科目に求められています。
 それには普段から、ニュースや新聞などのメディアを通じて社会問題に関心を持つことが重要です。とくに新聞の記事を読みこなすことは「共通テスト」対策としては必須になります。また、用語集などをそばに置いて必要に応じて語句の理解に努めれば、自然に全体像が見えてきます。文章量が多く変則的な問題構成に慣れるためには、模擬試験にトライしておきましょう。おのずと方策や必要事項が理解できるでしょう。また、早いうちにスタートすれば先が見えて心の安定にもなるでしょう。

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