★☆★【生物基礎】大学入学共通テスト 解答速報★☆★ | 東進ハイスクール 柏校 大学受験の予備校・塾|千葉県

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校舎からのお知らせ

2021年 1月 17日 ★☆★【生物基礎】大学入学共通テスト 解答速報★☆★

◆設問別分析

【第1問】生物と遺伝子(生物の特徴・代謝・遺伝情報とDNA・遺伝情報とタンパク質の合成)
設問数は6問で昨年と変わらないが、マーク数は6個で昨年と比べて4個減少した。また、直接的な知識を問う問題が問1のみであった。第1問を通して、直接的な知識を問う問題は問1のみである。Aでは、生物の特徴・代謝に関する知識問題の他、基礎知識をもとにした考察問題が出題された。「資料を見ながら間違っている箇所を探す問題」や「ピースを当てはめて正しい図を作成する問題」など、新しい問題も出題された。問1は生物の特徴に関する知識問題であり、平易。問2、問3は生物の特徴・代謝に関する基礎知識をもとにした考察問題であり、いずれも解答に時間を要する。Bでは、遺伝子とその働きに関する基礎知識をもとにした考察問題が出題された。問4は転写に関する基礎知識があれば十分に解答できる。問5はアミノ酸数を求める計算問題であるが、平易。問6は遺伝子の発現に関する実験からその結果を予想する問題であり、解答に時間を要する。

【第2問】生物の体内環境の維持(ホルモン・体液の濃度調節・免疫)
設問数は5問、マーク数は5個でいずれも昨年と変化なし。Aでは、体内環境の維持に関する知識問題の他、体内環境の維持に関する基礎知識をもとにした考察問題が出題された。問1はホルモンに関する知識問題であり、平易。問2はゾウリムシの収縮胞に関する考察問題であり、外液の濃度と収縮回数の関係性をきちんと理解したい。Bでは、免疫に関する知識問題と、基礎知識をもとにした考察問題が出題された。問3は自然免疫と適応免疫の特徴に関する基礎知識をもとにした考察問題であり、平易。問4は食細胞に関する知識問題であり、平易。問5は二次応答に関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、教科書に載っている図であることから、平易。なお、問5は同様の問題が2017年度センター試験でも出題されている。

【第3問】生物の多様性と生態系(バイオーム・免疫・人間活動による生態系への影響)
設問数は5問で昨年と変わらないが、マーク数は5個で昨年より3個減少した。Aでは、バイオームも関する知識問題の他、基礎知識をもとにした考察問題が出題された。問1はバイオームに関する知識問題であり、平易。問2はバイオームに関する基礎知識をもとにした考察問題であり、解答に時間を要する。問3も問2と同様、バイオームに関する基礎知識をもとにした考察問題であるが、硬葉樹林の特徴をきちんと覚えていればすぐに解答できる。Bでは、免疫と医療に関する知識問題と人間活動による生態系への影響に関する考察問題が出題された。問4は免疫と医療の単元から、ワクチンに関する基礎知識をもとにした考察問題が出題されたが、知識を正確に覚えていれば問題なく解答できる。問5は与えられたデータを解析し、合理的な推論を選ぶ問題であり、解答に時間を要する。

◆新高3生アドバイス

【大学入学共通テストについて】
本年から始まった大学入学共通テストでは、教科書内容の知識を活用しながら図や表を解析する力、いわゆる「思考力」が求められています。また、センター試験と比べて分量が多いのが特徴です。
【問題構成】
大問3題で構成され,各大問はA・Bの2つに分かれています。全問マーク式で、総マーク数は16程度になると思われます。
【問題内容】
すべて教科書内容からの出題となります。「生物と遺伝子」・「生物の体内環境」・「生物の多様性と生態系」の3分野で構成されており、それぞれの分野から各大問が出題されます。出題分野に偏りはないため、全ての単元を満遍なく学習する必要があります
【学習の指針】
大学入学共通テストは、従来の基礎知識を問うような問題だけでなく、思考力が求められる考察問題が出題されるため、「教科書の用語をただ暗記する」という学習方法では不十分です。英語の長文をスラスラ読むためには、英単語や英文法などの意味を覚え、文章の中でどのように活用されているのかを理解するという土台が必要ですよね。同じように、考察問題をスラスラ解くためには、教科書に出てくる用語の意味を正しく理解し、問題ではどのように出題されているのかを理解することが必要です。まずは教科書の用語をしっかりと暗記して土台を固めてください。そして、それぞれの用語と用語にどのような関連があるのかを理解し、「つながり」を持たせてください。さらに、学んだ内容が日常生活や実社会でどのような役割をし、どのような課題があるのかを日頃から考えることが、学習の手助けをしてくれるはずです。その上で、初見のグラフや表を解析する力を養いましょう。センター試験と比べると、対策には十分な時間が必要となります。したがって、できる限り早い段階から学習を始めてください
【時間配分】
30分という試験時間は決して十分ではありません。考察問題に時間を費やした結果、時間が足りなくなるという可能性もあります。したがって、知識問題をいかに早く処理し、考察問題にどれだけ多くの時間を割けるかどうかが重要です。
【積極的に模試を受験しよう】
みなさんは共通テスト2期生となります。したがって、実施初年度であった今年と比べて、より具体的な対策を講じることが可能です。しかし、依然として手に入る共通テスト型の問題はあまり多くないでしょうから、実践的な演習のために、共通テスト本番レベル模試を受験することを強くお勧めします。その際、生物基礎全分野の学習が終わってから受験しようとするのではなく、日々の学習と並行して受験するようにしてください。学習の成果を模試の結果から客観的に把握することはとても大切ですし、模試を通して各分野の習熟度を測ることができます。また、共通テストの特殊な出題形式・問題内容・時間配分に慣れることも重要です。模試を受験し、実践的な演習を繰り返しましょう

◆新高2生アドバイス

【大学入学共通テストについて】
大学入学共通テストの問題構成、問題内容、学習の指針については、『新高3生へのアドバイス』を読んでください。共通テスト3期生となるみなさんは、先輩たちと比べて具体的な対策を講じることが可能です。戦う前に敵をよく知り、十分な対策をした上で、本番に臨みましょう。
【生き物に興味を持とう!】
ある種のアリは、働きアリの中にもよく働くアリとずっとサボっているアリがいるのだそうです。この中からよく働くアリだけを集めると、一部がサボり始め、やがてよく働くアリとずっとサボっているアリに分かれることが知られています。全ての個体が働いた方が良さそうなのに、サボっているアリが現れることはとても不思議です。この不思議を単に「不思議」のままで終わらせず、「このような特徴をもつことの意義は何なのか」、「どのようにして働くアリとサボるアリに分かれるのか」を科学的に探求するのが生物という学問です。また、科学的な探求の過程で得られたデータを考察する能力が、大学入学共通テストで問われている知識を活用しながら図や表を解析する力、いわゆる「思考力」なのです。日頃から生物に興味を持ち、身近にある不思議を探求して考察することは、大学入学共通テストの解答力に直結します。常にアンテナを張り、生き物の不思議に興味を持つようにしてください。
【高2の段階ですべきこと】
まずは教科書の太字部分を正確に暗記しましょう。その際、「用語を覚えているかどうか」ではなく、「用語を説明できるかどうか」を習熟度の指標としてください。また、大学入学共通テストでは、「ある仮説に対して、仮説を実証するためには何が検証されるべきか」を問うような問題が出題されます。この問題を解答する能力は、一朝一夕で得られるものではなく、日々の地道な学習を積み重ねることで初めて得られます。高校2年生のうちから、教科書に記載されている実験を検証し、図や表を解析する力を養い、来たる受験学年へ向けて十分な準備をしましょう。

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