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校舎からのお知らせ

2022年 1月 16日 ★☆★【英語 リスニング】大学入学共通テスト 解答速報

【解答速報】

【全体概観】

大問数・設問数・マーク数とも変化なし。大問の配点も昨年と同じ。

出題形式は昨年と同じ。大問6題からなる構成で、配点にも変化はなかった。

第1問は短いセンテンスの読み上げを聞き取り,内容が最も近い選択肢を選ぶ問題で,第2問・第3問は短い対話を聞き取り,質問に対する答えを選ぶ問題。第1問~第3問には全体配点の約60%が与えられている。ある状況を説明する短文の聞き取り(第1問)や、社会的な話題に関する講義を聞いて要点を整理する問題(第5問)なども出題された。読み上げ回数は第1問・第2問が2回読み、第3問~第6問は1回読みであった。イラストやグラフ、表が多数使用されており、単に英語を聞き取ることができればよい訳ではなく、目的に応じた思考力・判断力が問われる内容になっている。

読み上げ語数は、昨年と同様で約1500語程度であった。また、アメリカ人話者だけでなくイギリス人話者や、日本人と思われる非ネイティブ話者が含まれていた。

 

【設問別分析】

【第1問】A 短い発話の内容に合う英文を選ぶ

      B 短い発話の内容に合う絵を選ぶ

A、Bいずれも短い発話を聞き、発話内容の概要や要点を正しく把握した上で最も適切な選択肢を選択する問題。読み上げ文はすべて15語以内と短く、使用される語句も英検3級レベルの平易なものが中心であった。発話内容を落ち着いて聞き取れば、選択肢を1つに絞ることは困難ではないであろう。

 

【第2問】短い対話の内容に合う絵などを選ぶ

短い対話とそれについての問いを聞き、最も適切なイラストや図、場所を選ぶ問題が4題出題された。あらかじめ日本語で書かれている対話の場面をヒントに、状況を正しく理解し、イラストや図、場所の差異を判断する力が問われる。第1問同様、スクリプトで使用されている語句は平易なものが多いので、落ち着いて取り組めば難しい問題ではなかったであろう。

 

【第3問】短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ

短い対話を聞き、あらかじめ英文で書かれた問いの答えとして最も適切な選択肢を選ぶ問題が6題出題された。第1問、第2問と異なり読み上げ回数が1回なので、重要な情報を聞き逃さすことがないよう、聞き始めから集中して臨むことが重要である。

 

【第4問】A やや長めの発話の内容に沿って、情報を整理する

      B 複数の発話を比較して、条件に最もふさわしい発話を選ぶ

Aはやや長めの発話を聞き、出来事を時系列に沿って整理したり、表の空所に正しい情報を当てはめたりする問題であった。Bは複数の発話を聞き、与えられた条件に最も合う話者を選択する問題であった。いずれも読み上げられる英文を、状況・条件に基づいて比較し、判断する力が問われる。

 

【第5問】大学での講義を聞いて、質問に対する答えを選ぶ

「働き方(ギグワーク)」についての講義を聞き、(1)要点をまとめたワークシート(空所5箇所)を完成させる問題、(2)講義の内容と一致する選択肢を選ぶ問題、(3)図表を見ながら講義の続きを聞き、どのようなことが言えるかを答える問題が出題された。300語程度の英語の講義を聞きながら、要点を把握して内容をまとめる力や、図表の情報と組み合わせて総合的に考え、判断する力が問われている。

 

【第6問】A 2人の会話を聞いて、質問に対する答えを選ぶ

      B 4人の会話を聞いて、質問に対する答えを選ぶ

Aは「料理」についての2人の会話(約150語)を聞き、それぞれの意見の要点を問う問題。Bは「環境保護(エコツーリズム)」に関する4人の会話(約230語)を聞き、4人の立場(賛否)についての問題と、特定の発言者の意見に合致する図表を選ぶ問題。A、Bとも、話者の立場や意見を正しく把握し、複数の意見を整理して判断する力が問われている。

 

【新高2生・新高3生へ】

昨年度から始まった大学入学共通テスト(以下共通テスト)では、多くの大学でリスニングとリーディングの得点比率が1対1となり、しっかりとしたリスニング対策が必要となりました。共通テストリスニングの特徴としては、英検2級レベルまでの語彙が範囲となること、英文が一度しか読み上げられないパートがある(第3問~第6問)こと、などが挙げられます。特に一回読みの部分では、音声が流れる前にいかに聞く「準備」ができているか、が重要です。選択肢の内容や設問文に事前に目を通し、そこから話の内容を類推しておくことが大切になります。

 

【今後の学習方針】

共通テストリスニングの対策として、まずは話されている内容を理解するために必要な語彙力、文法力を固めることが大切です。共通テストでは、語彙や文法の知識は習得できている前提で、その知識を「正しく」活用できているか、その知識を使って情報を整理できるか、といった力が問われます。遅くとも高3の1学期までには英検2級レベルの語彙や英文法の学習は一通り終えましょう。その際、読んだり書いたりすることだけで覚えるのではなく、「聞いたり」「話したり」することで正しい音を意識しながら知識を定着させることが重要です。既にインプットし終えた人は二巡三巡と繰り返しながらアウトプット(実践演習)をおこない、理解力を高めていきましょう。

 

【学習法アドバイス】

リスニングの力は、英語を聞かなければ伸ばすことはできません。したがって、日頃から習慣的に英語を聞く訓練を積んでいくことが大切です。1日10分でも、継続して毎日耳を鍛えることがリスニング力の向上につながります。現在高2生である皆さんは、今日からでも「聞く訓練」を始めていきましょう。素材は何でもかまいませんが、聞き取りに慣れていない人は、短い文や会話から始めるとよいでしょう。初めのうちは、次々に新しいものを聞くよりも、同じ素材を繰り返し聞いて、英語独特のリズムとイントネーションを身につけるようにしましょう。以前に解いたことのある模試の音声や、学校の教科書の音源等も積極的に活用してください。

短文ならある程度聞き取れる人は、長めの会話や文章の聞き取りを行い、英語を英語の語順のまま処理していく力を高めましょう。耳を慣らすためには、漫然と音を聞くのではなく、積極的にその音をまねて自分でも発音してみることが効果的です。ただ音読するのではなく、意味を意識しながら読むこと、できるだけ元の音源のスピードや発音に近づけて読むことで、よりリスニング力が高まります。

 また、試験では、常に展開を予測しながら能動的に耳を傾ける姿勢が大切です。すべてを聞き取ろうとするのではなく、何を聞き取るべきなのか、聞き取るポイントを定めて聞く練習をしましょう。模試を定期的に受験し、実践形式で練習を重ねてください。

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